鈍色 den/nibiiro








カタチ
 彷徨うモノたちは ときに寄り添い群れをつくり ときに己のみでまた彷徨い
岩陰で雨をしのぎ 木陰で涼を得る

土に柱を立て イエとし 寄り添いあうモノをカゾクとした
群れたカゾクたち イエが集まり ムラとなす
ムラのまわりに 自然の実り ハラがあり その遠くかなたにヤマをみる
稜線を境界に高く広がるはソラ
歩を進めても近づくことなく 手を伸ばしてもさらに高く
いつも同じような それでも 二度とない ヒカリをヤミは繰りかえす。
ヤミはすぎヒカリが現れると信じながら
土に立ち 空を見上げて つぎのヨアケを祈るとき
彷徨うモノは ヒトと名を変えた。

 どこからがヒトなのか ヒトはどこからやってきたのか

彷徨うモノたちが いつヒトとなったのか

二千年ほどふっとばしてそれでもたりない
一万二千年の旅

ヤヨイの時代「こうあるべき」と海を渡ってきたカタチに出会う前
ただつくるをいとおしむ
この国はとても豊かであったのだと
そんな話をした日がありました。


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