鈍色 den/nibiiro








サクラサク
 
ぞわぞわぞわ

ざわざわともちがう わくわくどきどきとも 
ぞわぞわと胸が騒ぐ

ぞわぞわぞわとした

あの日もぞわぞわぞわとした。
ぐるぐるぐると遡る

生業とするということは 
変わらないこと 続けなくてはいけないと 思いこんではいなかったのか

つくること
素材も暮らしも変わっていくこと
変わっていくもの

変わりながら でもこれからもつくることのなかにいるんだろう

ペンキを塗っている日があって
ひたすら泡だててる日もあって
指先は紅く黒く染まり
糸くずだらけの日 それはいつもだ

ぞわぞわぞわを つめこんで
ぞわぞわぞわを ポストにおしこんだ







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残欠

時を重ね 朽ちていくもの いづれ土に還るもの 欠片





 
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一歩
 
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